藤田和日郎。双亡亭壊すべし 6巻 感想 考察 画像 レビュー 内容 ネタバレあり あらすじ 21時追記 前巻
見えた、双亡亭の目的、弱点、窒素! 小さな超能力者、フロルの生死は…!?

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表紙通りの団結巻! ばらばらだった「すげえ」メンツが、タコハの声に応え
 同じく無力な、録朗の必死さに応えたトラックの竹田さん
 妙に胸に堪えます

 ぺこぺこ頭を下げてた彼が、本気で頼んでくる録朗に応えた!

双亡亭、破壊開始!
 あの場面、事務的な警官やバカバカしがる後輩、そっちに自分はならないだろうか。
 損得抜き、運転して、突っ込むだけの「誰でも出来る」事だから
 やってくれた事が凄いと感じる!

 団結する破壊者たち、ドハデに双亡亭を壊す青一、でも破滅は目前で…!?

捨て身の献身、小さな超能力者フロル! 救われて欲しいけど…!?

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 小さな窓どころじゃなく、美味いもんとか奇麗な景色とか、一杯見せてやりたい子だよ!

あらすじ
 青一達は、総理に頼んで「黒い海」の苦手な、窒素を大量に手配し双亡亭に向かう
 タコハたちも、双亡亭に潜むものが、窒素が弱点と気付いた事で
 彼らが窒素のない「海」を目指すと察知した

 だが最中、鬼離田菊代が、地下水路の在処邸内に響かせてしまう!

 タコハ達は追い詰められるが
 青一が建物を破壊し、録朗が頼み込んで運んで貰い、フロルが窒素をテレポート!

 超能力者フロルは、命を捨てて、窒素ガスを双亡亭にバラまく…!?

判明した双亡亭の「手段」、見えてきた彼らの目的

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 歴代総理へ、「水路を引け」と要求し続けたのは、やはり海に出る為だった

地球の危機!
 弱点は窒素、窒素のない海に広がれば、かつての「黒い星」同様に星を支配できる…!
 問題は、一気に地球規模まで広がってしまった!
 阻止しないと地球ヤバい!

 しかも、僅か2m先に「暗渠(あんきょ)」が…もう時間ないじゃん!?

 暗渠とは地下の人工水路
 つまり、水を流す為の設備だから自然水脈レベルじゃない!!

 アッという間に海へ…、どうすんだコレ!?

疲れきった能力者たち、ここは一旦脱出せねば

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 しかし、一番「逃げよう」と言ってたタコハが、踏みとどまることに。

脱出か反撃か
 ようやく、絵に閉じ込められる騒動も一段落、さすがに消耗著しい一同は帰還しようとするも
 最も、「絵」に飲み込まれたタコハが徹底抗戦を主張し
 双亡亭破壊を続行へ

 あの絵、いやらしさ、放置しちゃダメだと一番実感したのがタコハだった

 タコハは基本的に無力
 でもそれを、強く強く自覚した上で、頼みこんでるところが私は好きです

 理論派のアウグスト博士が、また好きだな私!

人間の最強技、それは協力する事

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 情報を提供しあい、持てる力を補い合ってこそ「最強」!

双亡亭の弱点
 結果、判明した双亡亭の弱点とは、まさかの「窒素」だった!
 彼らが着替えたり、溶けちゃったりする理由は
 大気中の窒素のせい

 中でも、もっとも適した空間が「水中」、あの黒い星に似た環境が欲しい

 そういう事か!
 亡霊たちが、外に出て来ないのも溶けるから。

 双亡亭内部は、大気調整してるのね。

地下へ降りてゆく亡霊たち、その目的とは“工事”!

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 素手で掘り続けた為、最後は手が無くなってしまう

水脈を目指して
 当初、あまりの異様な風景にゾッとしましたが、地下を掘り「水」を探してたのね
 屋敷が「水脈の上」と気付くタコハ
 だから掘ってた! 

 しかし、多くはロボット同然の為、とにかく作業効率が悪かった

 でも、理性を持つ鬼離田長女が参戦
 彼女が「水脈」を教える

 それも、僅か2メートル先!

鬼離田長女が見つけたのは、ア・ン・キョ

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 アンキョとは、おそらく「暗渠」の事。

暗渠
 この場合、昔は川だった場所に、フタをかぶせて水路化した奴でしょうか?
 地下水脈と違い、ちゃんと整備された「排水施設」なので
 水の流れが段違いに速い!

 大量に迅速に、海に彼らの「同胞」を流し込めるって寸法よ!

 ただ、暗渠はコンクリで囲まれてるはず
 突破には間が…?

 彼らが暗渠に出れば、河を通じて、海が連中でいっぱいになっちゃう!

鬼離田長女に見つかったタコハ達、双亡亭脱出作戦!

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 さっきの「逃げる」のとは違う、情報を持ち帰る為の闘い!

双亡亭脱出せよ
 幸い、地上では青一が液体窒素を手配し、既に大量に運んでいる最中
 館に対し、窒素ガスをぶちまければイイ!
 これで勝つる!

 物語「前半」クライマックス、敵一掃となるのか?

 ようやく見えてきた勝機
 しかし足止めしても、「暗渠」へ道を作られたら終わりで…?

 もはや事態は、前に進むしかない!

双亡亭に到着した総理達は、その威圧感に震える

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 空爆でも壊せなかったと、改めて恐怖する一同

双亡亭  
 改めてトラウマが蘇る一同、いわく、以前より不気味に巨大化している様子
 実は、構造物に「黒い海」がしみこんでおり
 建物自体が怪物化

 人類は、双亡亭と一体化した、「黒い海」に挑んでたんですね

 そりゃ壊れないはずだ!
 彼らは、館に「染み渡る」ことで窒素に触れずに済んだ

 館の強化と、生存の一石二鳥だったのね!

双亡亭壊すべし! トラウマを打ち破る、青一のドリル!!

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 際し、「水に浸かった自画像」を発見。破壊してしまう

キモチワルイ
 この絵、今思うと「画家」が老いた姿そのまま、館の主・坂巻泥努の肖像画!
 思うに、タコハと意気投合し“黒い腕”を貸してくれる彼こそ
 青一の弟のはず

 しかし、絵を見た青一が、「キモチワルイ」感じた理由は…?

 風貌からして間違いなく弟。
 たぶん!

 なのに何故…? 今巻、めちゃくちゃ気になるワンシーンでした

フロルのところまで液体窒素を! そうすれば、亭内部を奇麗に出来る!!

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 そうして 私は 死ぬ。

超能力者フロル
 この一文が、どうしようもなく藤田先生テイストな気がする…! 館を壊す青一
 館を壊し、液体窒素を敷地内に入れれば
 フロルが転移できる

 あの亡霊のど真ん中で、窒素を解放すれば一網打尽に…!

 でも窒素は大量
 大量の転移は、過度の負担でフロルは死ぬ

 黙って、やりとげようとするフロル…。

海のお爺さんの欠片で、テレパシーが可能となった録朗

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 前巻、イメージを伝えるのに使ったのが「お爺さん」の残骸

テレパシイ 
 あの時、おかげで直接イメージを伝えられましたが、他の総理達には適応せず。
 録朗だけが、水を介したテレパシーに目覚め
 地上側での通信担当に。

 通じたのはラクロダケ、ちょっと笑顔な青一が切ない

 若さゆえでしょうか
 タコハ同様、無力な録朗だけど青一の助けに

 しかし、思わぬ障害が。

現場で総理達を止めたのは、プロである自衛隊だった

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 窒素を運んできたけど、その使い方を考えようと言い出してしまう

官僚機構
 本作、政府の力が大活躍ですが、その「政府」が、総理達自身を阻んでしまう事に。 
 だって、見方を変えれば「プロじゃないのに現場に出てくる」
 総理、すごい迷惑な人

 自衛隊も警官隊も、彼らのプロ意識で、事態にあたってるんですよね

 だから総理にも抗弁する
 真面目なプロの人たち、それが今度は障害になってしまう事に

 何でも、プラスだけとはいかないよね

録朗、必死の願い。彼を危険に遭わせたくない警官隊は…

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 損しかない、危険な橋は渡りたくないという今井ちゃん、でも!

竹田さん走る!
 唯一、トラックを走らせてくれた竹田さん、だって「こんなに必死だから」って。
 彼は普通の人で、単にトラックの運転免許を持ってるだけ
 でも、だから堪える!

 やろうと思えば誰でも出来る、だから、やってくれた竹田さんの凄さを感じる!

 同じ状況で、自分はやれたか?
 そう感じます

 彼が特別な人じゃないからこそ、なおさら、「竹田さんすごい!」って強く思った!!

液体窒素到達、その瞬間に迸ったフロルの過去

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 両親に虐待され、初めての売春に、追い詰められたフロルの力は目覚めた

奇麗な空を見る為に
 彼女にとって、博士は恩人でタコハは楽しい人で、二人を助けたいと願うから。
 フロルの窓、不幸と幸せの象徴を奇麗な色にする為に!
 解るけどしかし…

 あまつさえ、液体窒素の爆発は、皆を巻き込んで死なせてしまう

 悟ったフロルは身を投げた
 死を招く「転送」で、窒息と落下死の覚悟までかかえて飛ぶフロル

 献身的なフロル、果たして死んでしまうのか…?

次巻予告! 双亡亭を“護る”強敵たち出現…!?

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 黒い腕を使ったタコハ、フロルは助かるのか…?

守護者vs青一!
 助けても、転送の負荷で死亡する可能性が高く…、果たして覆してくれるのか?
 何せ、藤田先生ですから分からない!
 気になる!

 そして立ちはだかる守護者、旧日本軍の軍人なのか?

 口調が古めかしい。
 先ごろの、鬼離田長女たちのように理性を持ったままの敵

 後半シリーズでの、ボス格にあたる連中か?

炸裂する液体窒素! 第2、第3の液体窒素も

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 そういや液体窒素、他にも、2社から届きつつあるみたいですが
 今後、もう一回食らわして阻止される…
 とかあるのかも。

 そんで最後の1社分が、切り札になったりするのかもですね。

今なら解る、「元人格を残した更衣者」の恐ろしさ

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 敵の中には、アウグスト博士の同僚のように、元人格を残した「更衣者」が出現

物真似
 今思えば、黒い海が散々にやられた、「青一たちとお爺ちゃんの共闘」の物真似なのか?
 黒い海にしてみれば、厄介だった敵を真似る事で
 対策したのかもしれません

 特に顕著なのが、予告に出てた「軍人」たち、青一にも劣らぬ連中の模様

 無論、心からの共闘と、単なる「乗っ取り」の違いはありますが
 敵なりの回答な気がします。

 また次巻、再び「画家(双亡亭の亭主、青一の弟?)」も出てくるようですが…?

収録

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 巻末、「あなたが驚く」とは…?

 少年サンデーコミックス「双亡亭壊すべし 第6巻」。
 藤田和日郎。週刊少年サンデー連載、小学館。2017年10月(前巻2017年7月)

収録
 第49話「敷居のこちら」
 第50話「データ共有」
 第51話「地下の秘密」
 第52話「双亡亭の目的」
 第53話「到着」
 第54話「ボクノバン」
 第55話「青一突入」
 第56話「青一進攻」
 第57話「録朗のお願い」
 第58話「フロルの空」
 あとがき

 表紙は、突入班の一枚絵! あの雑多なメンバーが手を組んだ!!

アニメ版 うしおととら 感想 2015~2016年

 第壱話「うしおとらとであうの縁」
 第弐話「石喰い」
 第参話「絵に棲む鬼」
 第四話「とら街へゆく」
 第伍話「符咒士 鏢」
 第六話「あやかしの海」
 第七話「伝承」
 第八話「ヤツは空にいる」
 第九話「風狂い」
 第拾話「童のいる家」
 第拾壱話「一撃の鏡」
 第拾弐話「遠野妖怪戦道行~其の壱~」
 第拾参話「遠野妖怪戦道行~其の弐~」
 第拾四話「婢妖追跡~伝承者」
 第拾伍話「追撃の交差~伝承者」
 第拾六話「変貌」
 第拾七話「カムイコタンヘ」
 第拾八話「復活~そしてついに」
 第拾九話「時逆の妖」
 第弐拾話「妖、帰還す」
 第弐拾壱話「四人目のキリオ」
 第弐拾弐話「激召~獣の槍破壊のこと」
 第弐拾参話「永劫の孤独」
 第弐拾四話「愚か者は宴に集う」
 第弐拾伍話「H・A・M・M・R~ハマー機関」
 第弐拾六話「TATARI BREAKER」
 第弐拾七話「風が吹く」
 第弐拾八話「もうこぼさない」
 第弐拾九話「三日月の夜」
 第参拾話「不帰の旅」
 第参拾壱話「混沌の海へ」
 第参拾弐話「母」
 第参拾参話「獣の槍破壊」
 第参拾四話「とら」
 第参拾伍話「希望」
 第三十六話「約束の夜へ」
 第三重七話「最強の悪態」
 第三十八話「最終局面」
 最終回「うしおととらの縁」


 双亡亭壊すべし 1巻“壊れずの家”。
 双亡亭壊すべし 2巻“<双亡亭>進入”
 双亡亭壊すべし 3巻“更衣室”より出でるモノ
  双亡亭壊すべし 4巻“真相は二つ星にあり”
 双亡亭壊すべし 5巻“笑うしかないのじゃ”
 双亡亭壊すべし 6巻 “お願いだから” 双亡亭の弱点、目的、窒素!!