試し読み。漫画版 Fate/Apocrypha 4巻 感想 レビュー 考察 画像 ネタバレあり。原作 アニメ版未見 これまでの感想はこちら 前巻
想定外の子供“ジーク”誕生! どんな人生も謳歌する英雄、アストルフォさんノリノリである

Aaa_002
Aaa_004s-
IMG_7009
IMG_6999
IMG_6990
IMG_6997
黒のセイバー“ジークフリート”自害、話には聞いていましたが、唐突ながら英霊らしい最期
 己の願いの為、道具扱いされ弱き者を見捨てるようじゃ
 大英雄の名が泣くもの!

 彼の誇りと心臓を継いだジーク、話に関わってきたジャンヌが可愛い!

思慮分別なき英雄アストルフォ
 元の伝説で、樹にされたこともあるそうですが、それすら楽しかったと語るのが清々しい!
 サーヴァントである以前に、自分はアストルフォなのだ、と
 恥じたくない姿勢も「英雄」だった!

 他者の願いに背を向けない、ジークとジャンヌとアストルフォ、ジークフリートの共通項なのね

またネタバレ喰らった!? 無敵の“赤ライダー”、コラムページで正体バレ!

IMG_7006
 本作編集者の人、なんでさ…。

あらすじ
 赤のバーサーカー、英霊スパルタクス暴走事件は、彼の黒陣営への捕縛で幕を下ろした
 だが際し、主の暴挙で、死にかけた少年を見かねたジークフリートが
 彼に己の心臓を差し出してしまう

 最優のサーヴァント、セイバーを無為に失い、「黒」陣営震撼

 一方、少年はジークと名乗り、仲間のホムンクルスを救うと決意
 救いに背を向けぬ姿勢に裁定者ジャンヌは共感
 同行を決めた

 更に赤セイバー組と、独自行動する黒アサシン組が同じ街へ、黒アーチャー組も派遣される

捨て身の一撃、黒バーサーカー! “赤バーサーカー暴走”事変完結へ

IMG_7007
IMG_7008
IMG_7005
 今巻では、誰も犠牲者を出す事なく終戦へ。

バーサーカーの前哨戦
 黒のバーサーカー、フランケンシュタインも、ケイローン先生参戦のおかげで生還
 捨て身で、突撃する姿が美しかったです
 赤2英霊の正体は不明。

 もっとも不死身の赤ライダー、その正体はコラム欄で解説に

 彼を、ケイローン先生が打ち抜ける理由
 神性だからなのね。

 最後に、馬車を出して「ライダー」と強調して撤退に。

黒のライダー・アストルフォ、「英雄」としてホムンクルスを逃がす

IMG_7004
 際し、「樹にされた」過去を思い出すアストさん。

英雄アストルフォ
 自身の伝説、「あらゆる魔法から逃れる本」を駆使するアスト、インドの魔女から貰ったらしい
 巻末では、原作イラストレーター・近衛先生と、石田先生の対談もあるんですが
 近衛先生もお気に入りらしい

 曰く、初期案を「普通」と、タイプムーン武内氏に言われ、突き抜けたのが彼だとか

 元祖である、青セイバーがそうだったように
 楽しんで貰うのが一番

 石田先生も、彼だけは陽気なイメージを持たせ続けたい、と気にかけてるとか。

生きたいと願い、脱走した「ホムンクルス」を待っていたのは

IMG_7003
IMG_7001
IMG_7002
 赤陣営にホムンクルスを供給する男、主、だからこそ余計キレる!

黒セイバーとゴルド
 何気に、憎めない男なのが「小者なマスター」ゴルド・ムジーク卿なんですね、本作。
 彼の行動は、まったく褒められたものがありません
 けど責められない気がするので

 規格外の英霊を得て、誇る一方、とんでもなさ振り回される「現代人」

 間違いなくエリート
 そのはずが、伝説的な連中に振り回され、自信がズッタズタに

 彼の悩みは等身大過ぎて、不憫にさえ感じます。

黒セイバーに取り押さえられたアストルフォ、しかし

IMG_7000
 願いを叶える為に現界した、でもだからって、踏み越えちゃダメな線がある!

ライダーである以前に
 ゴルドは、黒陣営にホムンクルスを供与した男、だからこそ「ホムンクルスの反逆」にイラッときた
 振り回された挙句、自分に忠実であるはずのものにさえ反抗され
 自尊心がズッタズタに

 これを見逃すジークフリートに、言い放ったアストルフォ

 聖杯戦争は願いを叶える戦争
 勝てば願いが叶うけど、その為なら、どんな事をやったっていいのか?

 英雄らしくあれ、前巻に続きアストさん格好良い!

説得され、主・ゴルドを昏倒させたジークフリート

IMG_6999
 生きたい、という願いに背を向けない為に。

繰り返さぬ為に
 マスター、令呪を持つゴルドと馬が合わない事は、聖杯戦争では割と致命的な状況
 jかといって彼は、マスターを殺せるような性格でもなく
 選んだのは自害でした

 元々、培養槽でしか生きられなかった少年は、ゴルドの殴打が致命傷に

 全てを解決するため
 黒のセイバー、ジークフリートは自害、心臓を「少年」に譲って救う事に

 全ては、なるべくしてなった感じですね…。

ジークフリート『ああ、これで良かったのだ…』

IMG_6998
 他のメンバーじゃ、アストルフォを掴まえるのは困難だったでしょうし…

黒のセイバー脱落
 しかし、ゴルドが精神的にボロボロだった事、また彼がホムンクルス専門家だったのが仇に
 結局、まともに戦う前に最強戦力を失うとかいう
 想定外の事態に。

内輪もめで失われた黒のセイバー、英雄“ジークフリート”

IMG_6996
IMG_6997
IMG_6995
IMG_6994
 罰を受ける英霊アストルフォ、ヴラド公の「杭」で串刺しに

「ジーク」誕生
 こうして、元々「魔力供給用の量産品」だったホムンクルスは、ジークを名乗る事に
 命を救われたどころか、ジークフリートの心臓で肉体が強化
 短命だった命が「人並み」に

 代わりに黒陣営は、切り札と思っていた英霊を失う大誤算!

 英雄が英雄らしくある事。
 たとえば、ヴラド公のマスターは彼に傅いています

 異様にも映る、“英霊を尊重する”の姿勢こそ「正しい」んだなあ、と改めて感じますね

聖杯大戦緒戦は一段落、“裁定者”ジャンヌさんの出番だ!

IMG_6993
IMG_6992
 黒のセイバーが消失、「まともじゃない」事態の調査に、ジャンヌさんは黒陣営を訪れる

ジャンヌのおしごと!
 対し、苛立っていたヴラド公と、一触即発に。
 今にも杭だらけになりそう!
 ビビる!

 また、“裁定者<ルーラー>”は、全員の真名把握しているとも

 クラス名は伊達じゃない!
 公の怒りに、まるで動じないのも強者の風格。

 ルーラーって、こういう仕事なのかー。

己の望みを持たない英霊”、エクストラクラス・ルーラー

IMG_6991
IMG_6990-
 裁定者に選ばれるのは、現世に望みを持たない英霊だという。

ジャンヌ・ダルク
 無論、彼女の最期を知るヴラド公は、「そんなはずはない」と激しく訊ねるも柳に風
 前述の通り、真名を看破できるルーラーだけに
 異なる制約があるんですね

 かつて“主の嘆き”を聞き、やがて救国の聖女となったジャンヌ

 その声に背を向けなかった
 結果はどうあれ貫いた、「原作」のアーチャーを思い起こしますね

 彼は英霊となった後、色々考える事になりましたが。

調査を続行する中、ジャンヌはアストルフォ、そして…

IMG_6990
IMG_6989
IMG_6988
 ルーラーの令呪「神明裁決」、マスターを持たないから、自分で持ってるのね。

英霊と人造人間
 やがて、アストルフォに詳しい事態を尋ね、また逃げた「ジーク」と同じホムンクルス達にも。
 ホムたちも、ジークを気遣っているのが感じられて
 ちょっと切ない。

 ジークは生きたいと願い、セイバーは応じた、だから罪は無いというジャンヌ

 生きたいと願うことに罪は無い
 Fate的に、「ちょっと、それはどうなんだろう」とも思える一言ですが…?

 あと、恥らうジャンヌさん超かわいい。

ルーラーとして、調査の為に「ジーク」に巡りあうジャンヌ

IMG_6987
IMG_6986
 セイバーの霊器、その気配を辿る事で、あっさりとジークと邂逅。ルーラーずるい。

ジャンヌとジーク
 ここまで、「裁決者」として振る舞い、戦場や、戦場なみに緊迫感あるヴラド公との会見など
 緊張しっぱなしだったジャンヌが、ようやく素を見せた感じ。
 まさに聖処女(某旦那と同行してた頃)

 ジークに事情を聞き、もう自由だと伝えたジャンヌ、しかし彼は…

 人並みに生きて欲しい
 助けてくれた、アストルフォの願いに反してでも「やりたい事がある」という

 こうして、彼も“加わる”んですね

その声に背けない、ジャンヌは語らぬもジークに共感する

IMG_6985
IMG_6984
IMG_6983
 人間モード(?)になった途端、空腹を訴えるジャンヌさん可愛い!

背けないひとたち
 ジークは、自分と同じように「助けて欲しい」という、大勢の仲間の声を聞いてしまった
 聞いたからには、それに背を向けるような真似は出来ない。
 ジークフリートがそうだったように。

 そのあり方は、神の嘆きに、なんとかしたいと立ち上がったジャンヌと同じ

 他者の願いに背を向けない
 この一点で、ジャンヌは、ジークに強い共感を持っちゃったんですね

 裁定者として「管理する」と、同行する事に。

ジークフリートの代替として、“ゴーレム起動”が決定

IMG_6982
 ゴッさんにげてー!

アヴィケブロン
 黒陣営の切り札、本来、ジークを素材にするはずだった「ゴーレム」の完成が急がれる
 要は、一級の魔術師が求められているので
 ゴルドが新素材に決定…!

 ゴーレムとは、キャスターが、生前から完成を願っていたもの

 伝承では、いわゆるロボットみたいなものですが
 果たして…?

 制約が多く、破ると暴走する、ほっとくと巨大化するなど、伝承の時点で色々面白すぎる

独自行動を始めた「黒のアサシン」、ジャック・ザ・リッパー始動!

IMG_6981
IMG_6980
 前巻、黒陣営のアサシンのマスターは、召喚を図った際に殺害されてしまう

ぶらり殺人旅
 結果、聖杯戦争とは何の関係もない、ただの娼婦と思われた女性・六導玲霞とタッグに。
 魔術師ではなく、魔力供給をできないことから
 次々と魔術師を殺害

 つまり、魔力が無いなら、持ってる奴を喰いまくれば良いじゃない!

 原典キャスターやライダー
 彼女達のように、魔力だけ喰うような器用さはないからね!

 彼女らこそが、そもそも元女神と神級だから!

ジャック・ザ・リッパーへの、斬新過ぎる解釈…!

IMG_6979
IMG_6978
 車椅子さんとケイローン様、大丈夫なのかしら…。

ジャック・ザ・リッパー
 実在の(?)彼は、ジャック=名無しの意で、未だ未解決という伝説的な殺人鬼ですが
 彼女は、当時ロンドンにひしめいていた娼婦が「堕胎」した命
 生まれそこないの集合体

 だから「わたしたち」であり、母のお腹に還る事を聖杯に願っている

 生前が既に怨念。
 その数、数万もの“命”が寄り集まった存在…、そりゃ伝説にもなるさ!

 警察、スコットランドヤードはどうやって止めたの?!

母性あふれる殺人鬼・六導玲霞と、行動を共にするアサシン

IMG_6977
 躊躇わず殺すわ、料理するわ、玲霞さんマジ何者

六導玲霞
 前巻、アサシンの正規マスターが、いけにえ用に選んだ娼婦だったはずですが
 今巻は、暗殺専門部隊も次々返り討ちにする等
 ジャックと親和性1000%!

 二人並んで、眠る姿がめちゃくちゃ尊い…!

 ただし、二人の冷蔵庫にはぎっしり心臓が!
 人肉食どころじゃねえ!

 妖艶な美人で、常識から外れた存在、わけわからん存在は美しいって奴だわ…!

神の嘆きを止めたい、「やりきった」事に未練のない英雄? ジャンヌ・ダルク

IMG_6991
 最期は裏切られ、火あぶりにされても、現世への望みは無いという大聖女ジャンヌ。

願いに背を向けない
 今回、彼女の姿勢を見てて思い出したのが、Fate/stay nightでのアーチャーでした
 何となく、彼が「英霊になったあたり」と重なるなーって。
 たぶん意図的なのでしょうけれど

 何の見返りも求めない、誰もが幸せになって欲しい、みたいな

 同じく見返りを求めないジーク
 どことなく衛宮士郎に似てて、二人が影響を与え合うのかなとか思いました

 だとすれば、ちょっと面白いなーみたいな。

収録

IMG_6994
 巻末、原作キャラデザ&挿絵の近衛氏と石田氏の対談。めっちゃ読み応えある! おすすめ!!

 角川コミックス・エース「Fate/Apocrypha 4巻 The sage cries out.“Open,Gates of Heaven.Bless us and bestow miracles upon us!”」。月刊コンプエース連載、KADOKAWA発行。
 原作:東出祐一郎/TYPE-MOON、漫画:石田あきら
 2017年10月(前巻2017年6月)

収録
 第14話「不死身の英雄-赤のライダー-」
 第15話「英雄が目指したもの」
 第16話「ジーク」
 第17話「黒のアサシン」
 おまけ:石田あきら氏&近衛乙嗣氏の対談

コラム 外典解説
 第12回 アキレウス1
 第13回 アキレウス2
 第14回 アストルフォ1
 第15回 アストルフォ2

 表紙のアストルフォが、元気印すぎてジャンヌさん冷や汗! 元気!!

公式サイト 漫画 Fate/stay night[Heaven's Feel] ヘブンズ・フィール 感想 タスクオーナ

 Fate/stay night[Heaven's Feel] 1巻
 Fate/stay night[Heaven's Feel] 2巻
 Fate/stay night[Heaven's Feel] 3巻
 Fate/stay night[Heaven's Feel] 4巻“ 第1の脱落? ヒロイン模様それぞれ”
 Fate/stay night[Heaven's Feel] 5巻“キャスターの悲劇” 際限なき淫らな夢


 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 3巻
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 4巻
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 5巻
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 6巻
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 7巻
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 7巻 感想追記
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 8巻“ありがとう、さようなら”
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 9巻“最後の日常” 本当の分岐点
 
角川版 漫画版 まおゆう魔王勇者 感想 石田あきら

 まおゆう魔王勇者 角川版 9巻
 まおゆう魔王勇者 角川版 10巻
 まおゆう魔王勇者 角川版 11巻
 まおゆう魔王勇者 角川版 12巻
 まおゆう魔王勇者 角川版 13巻
 まおゆう魔王勇者 角川版 14巻
 まおゆう魔王勇者 角川版 15巻
 まおゆう魔王勇者 角川版 16巻
 まおゆう魔王勇者 角川版 17巻
 まおゆう魔王勇者 角川版 18巻(最終巻)“あの丘の向こうに”
 まおゆう外伝 まどろみの女魔法使い 最終巻(7巻)
 ログ・ホライズン シーズン2 全25話 感想(同作者原作)

漫画版 Fate/Apocrypha 感想 東出祐一郎×石田あきら

 Fate/Apocrypha 1巻“開幕前夜”
 Fate/Apocrypha 2巻“子供が夢を嗣ぐとは限らんぞ”
 Fate/Apocrypha 3巻“助けてって言っただろう?”
 Fate/Apocrypha 4巻 “自決する英霊” 想定外と裁定者の旅
 Fate/Apocrypha 5巻“庭園”出陣! 久々のモーさん組!!
 Fate/Apocrypha 6巻“フランケンシュタインの一撃”
 Fate/Apocrypha 7巻“シロウの正体”大戦激変!