日常的にタイムスリップし“江戸を食べ歩く”グルメ漫画。河合 単 銀平飯科帳 6巻 感想 レビュー 考察 画像 ネタバレあり 前巻はこちら
鴨料理、大江戸決戦! 膳奉行の政争に、意外な料理が飛び出した!?

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ペリーにも供された江戸の最高級料理店“百川”、料理の描写は非常に簡素で
 驚きだったのは値段、お一人6万円ですって!?
 国賓に使われる訳だよ!

 注目の鴨決戦は、表紙の“鴨の親子丼”、シンプルに旨そう!!

とろっとろの「鴨卵」!?
 現代日本の鴨は、基本的に合鴨、天然真鴨の親子丼とか贅沢の極みだわ…
 また、当時は「丼物」がまだ殆ど生まれてないので
 非常に驚かれたとの事

 驚いたといえば、江戸=東京が牡蠣の一大産地だったなんてビックリ! 

一見真面目な問題児、賄頭の広山殿が現代へ!?

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 お、おい帰れてくれよ!? さすがに別時代に強制永住は気の毒だよ!

収録
 第45話「江戸ダック」
 第46話「深川タルタル」
 第47話「雷雲」
 第48話「タクタイ」
 第49話「吉兆」
 第50話「出汁鍋」
 第51話「二十六夜焼き」
 第52話「東西飯」
 第53話「百川」

 東郷殿との勝負のラスト、薬をさしいれる将軍様の優しさも沁みた…!

江戸城の膳奉行、千を数える部下を率いる地位を賭けた料理勝負!

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 技巧を尽くした東郷殿の「鴨ダック」、こっちもメチャクチャ美味そうだった!

大江戸、鴨勝負!
 正直、負けたら腹を切るだの、東郷殿が勝てば、政治勢力図が変わってしまうだの
 勝負前から、結果がほぼ見えていたのは少し残念な気も。
 でも、長谷川家もクソ真面目ですしねえ

 石釜の親子丼を考案した銀さん、江戸時代は斬新な料理だったのね

 対し、東郷殿が長崎修行で編み出したという鴨ダック
 名前も「皮々巻き」とは面白い!

 窯をしつらえたり、東郷殿の真面目な修行が形となった味だった!

大昔の東京は、牡蠣の産地だった!? 馴染み深い食なのね

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 対し、銀さんが編み出したのは「深川風カキフライ」!

かきふらい先生!
 何でも、大阪に船上牡蠣小屋があったとか、漆喰に殻を再利用してたとか。
 江戸時代と、牡蠣は縁の深い食べ物だったんですね
 歴史を感じるわ…

 今回の料理は、牡蠣を甘辛く煮た「牡蠣の時雨煮」を原典としたもの

 他にも酢漬けや土手鍋と
 江戸時代の牡蠣料理も、どれも旨そうだった!

 ただ牡蠣は、汚染の影響を受け易い為、現代の東京では食えないのだそうな

江戸の人に麻婆豆腐! 銀さん、そいつは卑怯だよ!!

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 江戸では七味は「七色」といい、また唐辛子の一大生産地なんだそうな

辛味と豆腐
 思えば、蕎麦にだって七味は合うし、当時のお寿司は七味で食べるケースも。
 江戸の生活と、唐辛子は深く結びついてたんですね
 暖房器具にもなるし。

 またこの回は、豆腐料理という事で「雷豆腐」をアレンジ

 崩した豆腐を、油で炒めて醤油で味付け!
 なるほど旨そう

 銀さんは、これに温かくした大根おろしを添える一手間。優しい味ずら…。

江戸時代のたくわんは、一年分まとめて注文するもんだった!?

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 表紙はたくわん作りの風景。これは圧巻だ!

たくわん料理
 銀さんが学んだのは、「鯛の香の物寿司」、ミスター味っ子幕末編にも出ましたね
 古漬けたくわんを、塩抜きして皮むきし上品めに。
 薄く切った鯛と酢飯の組み合わせ

 すると、たくわんの塩気、酢飯、鯛が見事に合うのだとか

 味が想像つかん!
 でも、銀さんも将軍さんも大絶賛で、これは食べてみたくなった!!

 この回は、リアクションが凄かった!

武士が好んだ鳥とは? 鶏は殆ど食べなかった時代

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 答えはうずら、「ごきっちょう(ご吉兆)」と鳴くので好まれたとか

うずら料理
 うずらといえばちょっと高級なイメージで、叩いた肉団子は美味いらしいですねえ
 この回では、幼い日に父が作ってくれた料理だそうで
 愛情を感じます

 日頃、仕事一徹な父が、熱を出した自分の為に作ってくれた一碗

 大きな背中を小さくして
 トントンと、包丁で叩いて作ったんだろうなあと思うと…

 鳴き真似銀さんもアホっぽい!

江戸時代でも、独り鍋が流行していた?

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 池波正太郎ファンならピンとくるコレ! 小鍋立てですよ!!

小鍋立て
 小さな鍋で、具材を絞り、数種の具材を次々煮たてて食べるというもの
 火が通りやすいアサリなどを用いるのも
 短気な江戸の風情

 それに当時は、火力の問題もあったでしょうし、これまた時代を以下省略。

 また「紙鍋」「昆布鍋」と、ミスター味っ子を思い出す回でした

7月26日は、江戸の人たちに特別な夜だった?

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 この大盛況! 作画も大変だったでしょうねえ

二十六夜待ち
 江戸では、海岸に集って月が出るのを待ちながら、屋台などで騒いだという
 その日の月を拝むと、仏様のご利益があるというもので
 お祭り騒ぎとなったらしい

 人が集まれば、それを目当てに舟が出る、屋台が出る…、と

 すす払いといい
 江戸時代、色んな行事で一年を楽しんでたんだなー、と。

 銀さん、タコに扮して「銀だこ」状態!

ラストは、江戸の最高級料理屋と名高い「百川」

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 しかし料理描写は簡素で、とにかく「手が込んでた」という感想

お願いだから帰って!
 ラストは、人手が足りないバイトが要る…、という話から江戸から漂流者が。
 平山殿なら、性格的にこっちの世界にも馴染めそうですが
 正直どうなんでしょうねえ

 できればミスリードで、ちゃんと帰れて欲しいところ

 いくら最初は楽しくても辛いと思うし
 現代⇒江戸ならまだしも、戸籍がしっかりした現代じゃ無理がというか

 良い人じゃ無いけど、強制永住はちょっと…。

収録

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 ますます高まっていく平蔵さんの恋であった。

 ビッグコミックス『銀平飯科帳 6巻』
 河合 単。小学館 ビッグコミックスペリオール連載、
 2017年11月(前巻2017年5月)

収録
 第45話「江戸ダック」
 第46話「深川タルタル」
 第47話「雷雲」
 第48話「タクタイ」
 第49話「吉兆」
 第50話「出汁鍋」
 第51話「二十六夜焼き」
 第52話「東西飯」
 第53話「百川」

 相変らず、表紙の再現料理がすげえなぁ…。

「らーめん発見伝」続編 らーめん才遊記 感想

  らーめん才遊記 9巻 久部緑郎&河合単
 らーめん才遊記 10巻 久部緑郎&河合単
 らーめん才遊記 11巻(最終巻) 久部緑郎&河合単
 うんちくラーメン -なぜラーメンのナルトはうずまき模様なのか-

銀平飯科帳 感想 「ラーメン発見伝」作画担当 河合 単氏の単独連載

 銀平飯科帳 1巻
 銀平飯科帳 2巻
 銀平飯科帳 3巻
 銀平飯科帳 4巻“幻の屋台”
 銀平飯科帳 5巻“蘭学料理” 鹿児島のラーメン狂!
 銀平飯科帳 6巻“膳奉行”決闘! 江戸は牡蠣の名産地!?