クズの本懐 第12話 【最終回】感想 レビュー 2人のストーリー アニメ 画像 ネタバレあり 前回はこちら
もう安易に求めない、一人で歩く事を恐れない。心は交わり、体は平行線の最終回

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片思い、一時的な「替えの利く関係」だらけだった本作は、“本物”を探し別離を選ぶ結末に
 早苗が、本気で好きになり、関係解消を選んでしまったように
 結論は“困難でも探し続ける”事と

 今までの二人をひっくり返した、成長というには悲しい結論でした

足りるを知る
 クラスメイトに地を晒してた花火、囲まれたモカ、ブーケを譲った茜さんとか成長に溢れてた!
 ウェディングブーケは“男性からの愛”の象徴

 あの茜が分けて寄越すとか、成長を感じる最終回だった!

好きでもない人からの好意”にも、誠実に応えられた花火

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 気持ち悪いと答えた第一話と、対になる成長だった!

あらすじ
 11月の文化祭、偶然が重なり、ようやく麦と向き合えた花火は「再契約」を口にしようとする
 しかし、初めて“触れ合う”事を避けて語り合った末に
 二人同時に「さよなら」と告げた

 彼女達は“本物”を探し続ける、不器用な二人は、偽物で始めた関係を終わらせたのだ

 やがて三月を迎え鳴海と茜は結婚
 早苗との関係は戻り、最可も、クラスに馴染み“独りで”歩けるように

 誰もが前に進む中、花火と麦は、正反対を向いて歩き出すのだった(終)

茜『どうして…、そんなんに…“私なんか”の事…、好きなの…?』

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 好きな人が、ただ元気で生きていてくれるだけで嬉しい。茜を受け容れた鳴海の真意
 それは、彼女に何の見返りも求めない
 無条件の愛だった

 女や先生など“他人に好かれる姿”を演じ、“自分なんか”と、思っていた

 彼女が「皆川茜」として踏み出す一方、花火は…?

花火『…熱っ もう“あったか~ァい”の季節か…』

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 世間はすっかり秋の様相、季節は流れる…、私を置き去りにして

“あったかい”季節
 兄に玉砕し麦にはフられ、早苗と関係を絶つ三連コンボ、されどモカに激励された花火は
 誰かに頼らず、独りでの生活を模索していた
 で

 だーかーら! 言ってこいっつってんの!!

 文化祭の「ステージ係」
 休んでるうちに、勝手に役割を振られてた花火

 しかし、“友達が少ない”なら、周りに溶け込め! と麦に激励された事頭を過ぎる

 麦ってば、マジ保護者気質!

花火『まいっか…、やるよ』

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 勝手に決まってる、なんて、無数にある「花火の嫌な事」の一つなんでしょうが
 思い出した激励に、珍しく踏み出す花火
 花火さん、頑張ってる!

花火『…あ

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 もう…、熱くないや

時間の解決
 際し、熱くて飲めなかったドリンクが、“ちょっと時間を置いたら”一気飲みできる温度になっていた
 まさに冷却期間! そこに通りかかる麦…!!
 と

 麦…

 何てタイミング!
 最後、ミネラルウォーターも意味深ですね

 いつも麦と飲んでた水、もう“(その季節は)終わってしまったみたいな

 よっしゃモカさん、今がチャンスや!

余談ですが

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 花火にステージ係をお願いする際、難しくないという眼鏡さんに頷いてた彼女
 仕草がすごく可愛くて、そして二股上等という…!
 うーんこの

 見た目の印象的に、茜の本性を示唆してたんですかねー。

本編の、様々な場面を描いていたオープニング

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 しかし「お兄ちゃん」に抱かれる花火は、さすがに、想像上のものだけで終了…?
 思わぬ場面の連続でしたが、この場面はさすがに!
 さすがに…?

 花火が願った「クズの本懐(初期型)」

苦しいよ 怖いほど あなたがすき

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 作中、「愛」の象徴だったらしい薔薇、茜先生も最後は持ってるんですよね
 彼女が、他人を愛するように変わっていくこと
 その象徴だったか

 美しく、棘があって傷付ける、愛の永遠のモチーフですね

花火『お兄ちゃんの式は、春休みにやるんだって。丁寧にも、本人が直接知らせに来たのだ』

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 おめでとう

いい気味
 フフ、でも茜先生の心が変わったり、或いは誰かに刺されたりしなけりゃ良いがなッ!!
 なんて視聴者が思う一方。花火は笑顔だった
 で

 麦の奴…、ダメだったんだ。いい気味

 そこなのね!
 真っ先に、思いついたのが「麦」

 未練より先に「いい気味」が出る辺り、花火もまた、心境の変化を感じます

 その後、例によって二人で歩くのですが…

『急な事でビックリした?』『え? ううん、全然

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 なおお兄ちゃん、「皆川先生を好きである」事は、花火には明かしてなかったらしい
 てっきり、振った時に話したのかと…
 いや、それが普通か

 フッた時に名前を出したら、そっちに怒りが向きますものね

『な、なんで?!』『皆川先生のこと好きなの、バレバレだったから

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 それより、眼鏡、止めたんだね? …私は眼鏡が好き

めがね
 単に壊しただけでなく、茜に言われてコンタクトにした鳴海。一瞬、手を伸ばしたように見えた花火
 結局、後ろ手に組んだだけでしたが…
 と

 だって、…昔のお兄ちゃんを思い出して、胸が苦しいから

 一つ一つが切ない
 高校の頃は、まだ手が届きそうだったから?

 成長するにつれ、「お兄ちゃんと結婚するんだ!」なんて、叶わないと感じたでしょうし

 眼鏡一つで苦しむ花火、乙女…!

お兄ちゃん『式…、来てくれるかな?』

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 ん。うん…、行くよ? 当たり前じゃんっ

家族
 なんだかすごく、胸に来る「当たり前じゃん」って言い方。花火さんは頑張った…!
 鳴海も、言わないわけにはいかなかった!
 で

 うん…! ありがとう

 花火は切ない
 対して、鳴海さんも頑張った!

 彼女をフって、別の女と結婚する。だけど「家族の一員でありたい」のは変わらないから

 際し花火も、麦との“恋人契約”を思い返すが…?

男子生徒AB『おいおい…、リーダー、目ェすわってんぞ』『このステージ設営に、、やたら気合入れてたからな~』

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 おい男子生徒AB! 遅刻しやがったら、後夜祭のキャンプファイヤーにブッ込んでやるからな!

麦友問題
 やがて文化祭こと桔梗祭当日、麦の友達が暴言喰らってて、最後まで気の毒なフレンズですが
 例の「彼氏」が、彼女を迎えに来る場面も
 で

 あ~、彼氏と回るんだぁ? 遅刻すんなよーっ 

 同じ制服
 なら、「傍に居てくれる先輩」の方か

 静かな場所にって、「このあとむちゃくちゃ」としか思えませんね。ハハ!! ハハハッ!!!

 いやあ、ホント可愛い(真顔)

花火『誰と居たいか、なんて。頭に浮かんだ選択肢は、そっと仕舞いこんだ』

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 そして否応なしに考える花火、思えば、麦とは夏休みで関係を絶ったから
 ああして、連れ立って学校を歩いてから
 もう随分経つのね

 あの頃は、暇さえあれば唇を吸いあっていましたが…

花火『ステージ担当の時間まで、暇だな……』

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 あたしの方が、ずっと長く、まっすぐに! 麦を好きだったわっ

モカⅡ
 偶然、ファッションショーに紛れ込み、得意の刺繍で“ウエディングドレス”を仕立てたモカを目撃
 彼女は、それはそれは凛と美しかった
 と

 だから、すっきりしてんの! あんたも、自分の足で歩いてみたら?

 ずっと麦一直線で
 パンから何から、「保護」されていた最可

 独り立ちした彼女と目があい、「どうだ!」とばかりに見せつけられた花火

 久々、そして圧倒的な“モカのテーマ”だった!!

『やっぱりそうだっ! 前から聞いてみたかったんだよね~』

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 最も可愛い容姿と、卓抜した裁縫の腕で、女子に囲まれた最可さん
 花火同様、クラスメイトとも距離があったみたいですが
 一躍に人気者になれた模様

 のり子と連呼され、「モカ!」って言い返してた、のり子さん可愛い!

花火『私は、私はまだ…

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 遅いよ安楽岡ァ! さっさと皆を手伝いなッ!!

心地よい
 睡眠不足委員長マジかっけー! なんだかんだで、イキイキ学生生活してるのが楽しい本作
 なお花火当人、振り回されてヘットヘトに
 で

 疲れたぁ…。

 機材の片づけに。
 なんだか、「ご休憩」に使われてそうな静けさ

 誰も来ない場所で、無防備にも独りになる花火、こういうところはホント危うい

 色んな意味で、花火さんは危うい

花火『独りは心地よい』

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 独りは心地よい。独りはいろんなことが見えてくる。そうだ、だって。もともと……
 独りだったんだから………


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 その「独り」から救ってくれたかみさまが、お兄ちゃんだったんですが…

心地よい独り
 元々、“子供(花火)”が出来たと知った「父」が、母を捨てたという過去を持つ花火
 自分が泣いたら、母が悲しむから泣かない
 と

 幼少期、自分を孤独に追い込んだ花火は、鳴海の手で救われた

 他人と居る幸福を学んだ
 しかし、「その幸せを教えてくれた鳴海」が、自分から離れた事で余計に傷付いた

 やっぱ孤独最高!

“回想”『独りが怖い?』『ううん、今思う、元から独りだしっ』

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 麦と出会った頃には、反発から、「孤独最高! 元からだし!」ひねくれてたが
 鳴海同様、保護者気質の麦は見抜いたのか
 彼女に寄り添ってくれた

 第1話、花火の過去、麦の最可への姿勢を思うと印象が変わりますね

花火『じゃあ何故、私達はあの日、約束したんだろう』

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 寝ちゃってた…、

約束の必要
 麦にべったりで、「独りがいい」と強がった花火、「ふーん」と言いながらキスをした麦、濁る風景
 濁りは、“それは本音じゃない”って演出(?)
 で

 あ゛~、肩凝ったぁ……

 独りでいいなら
 恋人関係、なんて「約束」する必要はなかった

 花火が素直になり始めたとき、反対側に、ずっと麦が寝ていたことが判明

 お前、ずっとそこに居たのかよ!

花火『どうして…、私達は…、出会ったの?』

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 そして前回茜が幸福へと向かい始めたとき同様、白く染まる世界と桜
 今までは、黒く染まる演出でしたが
 ここ2話は白

 黒く染まる時は、大抵は素直じゃなく、“悪い方向へ向かう”場面でしたが…

 本当、最後なんですね

花火『もー…』

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 たかが先生同士の結婚祝いにー…、ちょー、重労働じゃーん……

色々あった
 まさかの次の春! ただ、花火がすっかり「地」を晒しており、クラスに溶け込んだ事も感じます
 五ヶ月、色々あったんでしょうねえ
 で

 安楽岡さんっ! 俺も手伝うよっ!!

 貴様は男子A!
 もとい、「今年から同じクラス」の森山

 麦の友達、“花火と付き合う麦”を羨ましがり、でも応援していたモブ系ナイスガイ!

 モブガイ、モブガイじゃないか!

森山『安楽岡さん…、早く、荷物……』

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 際し、まんま文化祭と同じ場面を辿り、足を止めてしまう花火
 あの後、別に何もなかった…、だと…!?
 あれから5ヶ月!

※実は、色々ありました

勇気の森山『あの、安楽岡さん、最近、粟屋とはどうなの…? ここんとこ、あんまり二人で居ないみたいだし…、あの! 安楽岡さん、もし良かったら俺と!!

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 はいはいそこまで、花火はあたしんだから? 迂闊にアピールしないでくれる?

ハンサムな彼女
 やはり勝負に出た森山! たぶん麦に気を使い、二人が離れて7ヶ月くらいめで勝負に出た!!
 しかしおーっと! 帰ってきたえっちゃん!
 が

 ご…、ごめんなさい! でも…

 ギャグのようで!
 ギャグじゃあ、なかった!!

 気を利かせた早苗、でも花火は、ちゃんと“自分で断った”のですから

 花火も、もう一人で歩けるのだ!

花火『ありがとう…、ございます……

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 何より1話で“告白してきた男”を、嫌悪感を滲ませた声音でフッた花火
 あの頃と比べて、ずっとずっと成長した
 こんなの恋しか芽生えない!

 ああ花火さん、本当に大きくなって…。

“一年前”『ごめんなさい。…興味のない人から向けられる好意ほど、気持ちの悪いものってないでしょう?』

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 あの頃から、「告白する」事に、どれだけエネルギーが必要かとか
 フラれた時、どんなに苦しいかとか
 周りとの接し方とか

 この一年、彼女は本当に変わったんですね…。

早苗『大丈夫、さっきのは冗談だから。…まだしばらく、言い寄られたくないでしょ?』

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 うん…、えっちゃん…、あ゛り゛が゛と゛う゛ー…、優しい…、えっちゃん優しいー……

おさげいいよね…
 話したのは夏休み事件以来、感極まった花火、こんなん放っておけないじゃないですかー!
 あの特徴だった長い髪も、“縁”の一つだった
 と

 その時わたしは、何故だか“許された”気がした…

 受験の時に救われ
 入学後、髪が目印となって覚えてて貰えた

 どことなく居心地が悪かった早苗は、触れられた時、居場所を得たように感じたと

 世界に許され、受け容れられたように感じたのだ、と

『あーっ! さっぱりしたーーーっ!!』

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 でもそんな諸々のこだわりを越えて、関係を再開できたのが嬉しかったのでしょうか
 自分の中に、いつしか溜め込んでた何かが
 一切フッ飛ぶ感覚

 ただ単純に、「一緒にいると幸せだ」って確認したみたいな。

『こういうのも、良いもんですね?』『いやぁ~、恥ずかしいっ』

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 やっぱ憧れるよね~、好きな人と、一生を添い遂げる♪

受け取って
 やがて始まった結婚歓迎会、早苗はクラスが別れたらしく、花火は再び孤独に沈みかけた
 だが、彼女を引っ張り上げたのは何と!
 と

 ブーケトスよ♪ 受け取って

 トス(直撃)。
 ここは、私の出番だとばかりに!

 お約束だった本性、いつもの“退屈そうな顔“から、一転していじわるに微笑んだ

 受け取って! いいからブーケを受け取って!!

『何で私に~』『いいからっ!』

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 基本が猫被り、そんな茜さんが、こう無遠慮に攻めて来るってだけで
 花火に対し、すごく特別なんだな
 って、そんな気が

 それに本作、「バラ」は愛の象徴で、茜は捨てたり、独占したり踏みにじったりでした

 彼女が、“分け与える”って、変化だと感じます

次は…、取られちゃダメよ?』『よ、余計なお世話です!

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 あの日の約束にも、積み重ねた日々にも、意味なんてなかった

文化祭
 そして、麦との距離感の真相は「文化祭」、花火は、麦と恋人契約を始めた理由を想う
 ただ、ぬくもりが欲しいだけだった
 と

 新しい契約を、もしも結べるなら…!

 夏以来の再会
 あの時、「ダメだったら付き合おう」と

 最初の契約も、最後の約束も、「本命」が別にある代わりとしてものの

 花火は、再契約を…!
 
麦『ごめん』

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 麦が搾り出したのは謝罪、夏休みの終わり、茜と上手くいってしまった麦が
 直接言えず、LINEで済ませたのと同じ言葉
 ごめん

 多分、この時点で決まってしまったんでしょうか

花火『あやまんな、ばーかっ!』

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 もう大丈夫…、言葉にしても…、平気

お前も
 茜の変化を言い繕う麦に、そのくらい理解できる、自分は鳴海が「好きだった」んだと返す花火
 冒頭の熱さと同様、“もう大丈夫だ”
 と

 麦も…、頑張ったね?

 大好きだった鳴海
 鳴海への想いを、過去形にできると

 麦にしても、精一杯「頑張ったこと」を賞賛され、ハッとし、泣きそうな顔になった

 この賞賛が、本当に心から欲しかったんでしょうか

『私達は初めて、触れ合う事を避けて、言葉を選んで、相手を思いやる事をしている気がした』

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 今までは、慰めは抱擁、またはぬくもりが欲しくていきなりキスして押し倒したり。
 でも、今は敢えて触れず、“言葉を選んで”語り合う
 今までは出来なかった事をやる

 回りくどいけど、“語り合って”ようやく互いを知り、自分の失恋を吐き出す事に

 成長は「言葉」で分かり合うこと

『なんか…、長かったなー、初恋!』『初恋って、叶わないって言うしなー』 

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 私は静かに…、息を吸い込んで…、決意をした

良かった
 本作で幾度となく抱き合い、身体を重ねたのと真逆に、言葉を尽してすっきりと出来た二人
 抱き合わずとも、こんなにも幸福を味わえる
 が

 私…、麦に出会えて、良かったなー…

 決意は「すれ違う」事
 再び現代、花火は、麦に声をかけなかった

 それが“文化祭”の決意、さっきまで、「麦と再契約したい」と想っていた花火は変化した

 麦と出会った事を“過去形”に

花火『私達は、“本物”を探してる』

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 私達は、“本物”を探してる
 それが簡単に手に入らない事を知っている
 どんなに願っても祈っても、届かないものかもしれない

 今度はもっと傷付くかもしれない
 それは、私達をもっと、孤独にするか知れない。

 だけど…、求め続ける
 

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 終わりたくない、終わらせたくない、でも

本物を探して
 互いに「かけがえある関係」でいいと始まった、本命と結ばれるのが、困難だと分かっていたから
 孤独がイヤで、慰め合える相手が欲しかった
 が

 でも、さよなら。

 だから「終わらせる」
 あの時、偽物でも良いと思ったから

 今度はちゃんと本物を探す為、二人が選んだのは、関係を解消する事

 文化祭の時点で、二人は終わっていたのだと

花火『“今”救われなくても、それでいい』

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 第1話の時点で、報われない片思いに傷付き、「今」救われたくて関係を始めた
 即席で、身体を温められる相手が欲しかった
 心までは要らない

 心以外は、君のもの、そう契約して二人は始まった。

花火『私達は、本物を探してる。その為に…、生きていく』

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 互いに相手を目探しして、追ってきてくれないか期待して、それでもやはり居なくて

2人のストーリー
 二人が、今までの弱い自分を清算するには、これ以外の決着はなかったのでしょうか
 今までの二人も、“偽物”から始まったから
 と

 私と君の影に今、手を伸ばす ああ平行線

 平行線は交わらない
 そりゃ、物理的に当たり前の事

 同じく二人も、本物を探すって「理屈」に従い、当たり前のように別離する事に

 互いに「好きだ」といわず、押し込めたままの離別に

実らない片思いは美しいですか? 答えはイエスです、と?

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■平行線
作曲:さユり
作詞:さユり

 太陽系を抜け出して平行線で交わろう
 私と君の影のように伸びている 平行線

 勇気がないのは時代のせいにしてしまえばいい
 いつまでたっても思いは口に出せないまま
 ただ壊れないように同じ今日を繰り返しなぞって
 どこにもいけない 願いの居場所を探してた

 君の唇から零れだす 言葉になりたい

 太陽系を抜け出して 平行線で交わろう
 そんな叶わない望みも不甲斐ない声も引き連れて
 感情全部流し切ったら描き始めてみせるよ
 私と君の影に今手を伸ばす 平行線


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 文化祭の後夜祭り 今週ギャーギャー言ってた人が寝くたばってて、超可愛かったです

平行線
 告白したら関係が壊れるから、どうしても言い出せない、手が届かない距離を歌う曲。多分
 オープニング同様の、片思いソング
 いいですよね

 絶対に届かない平行線の関係

 不可能って意味じゃ、宇宙にも匹敵する距離って話さ! 多分!!

ファッションショーを通じて、友達ができたっぽいモカさん

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 どっちもステージの子だと思うんですが、かわいい

最も可愛い!
 正直、麦と決着つけた時点で「最可」、お姫さま志願も、卒業すると思ってたので意外でした
 年齢的にも、“姫志願”にケリをつけるのかなー
 って思っていたので

 独り立ちし、堂々と進んでいくモカさんカッコ良かったです

 茜先生もですが、ああいう力強いところ好きです。
 麦の庇護欲を煽ったのが敗因ですが、彼に、並び立つよう歩けば良かったのでしょうか…。

文化祭の時点では、割り切れていなかったえっちゃん

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  あっちゃんの幽霊っぽさは異常

スタンド
 正直、彼女が自分から関係を絶とうとしたのが、めちゃくちゃ意外だったのが印象的です
 好きになり過ぎて、代わりでなんていられない、って理由も
 意外だったし納得ですし

 皆、最初は代替品でいいけど、好きになり過ぎてこじらせていくんですよね

 最可もそうでしたし。
 そして、そこがすごく共感できた物語でした

 たぶん、麦の初体験の相手だった芽衣先輩もかなって、私は思います

正直、もっとドクズかと思ったので、幸せエンドを応援したくなる茜さん

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 漠然と「寂しいヒトだなー」とは思ったけど、前回はもうねえ…

意外に正攻法
 もっと、寺内みたいなのをけしかけてくるかと思ったら、意外にそういう手段は使わず
 自分の異常な感覚に、周囲が付いてこれない事に悩んで
 苦しんでいたのが印象的です

 ホントおにいちゃんは神

最後は、ハッピーエンドにするだろうと思っていたので

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 今週、どんどん違和感が膨れ上がる演出がホント良かった

ベッドレスエンド 
 てっきり、最後は花火が麦の手で処女を散らして、翌日、背中を痛がる麦に対して
 花火が、バンバンと背中を叩きまくって笑いながら終わる…とか
 ハッピーエンドを想像してました

 でも、「好きな人に一途でいたいから、偽の恋人を作ります」とか、真っ直ぐすぎるんですよね

 本作らしい終わり方だと思ったし
 二人にも、“この後”があった…と思いたいですね。願望ですが

2017年3月31日 クズの本懐 第12話「2人のストーリー【最終回】」

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 触れ合わず分かり合うこと、最終話はベッドシーンがないのも印象的

スタッフ
 脚本:上江洲誠(全話担当)
 絵コンテ:鈴木行、安藤正臣(監督)
 演出:笹原嘉文、安藤正臣
 作画監督:田中穣、樋上あや、市川美帆、樋口博美、鎌田祐輔、幸野浩二
 成川多加志、廣瀨智仁、黒澤桂子(キャデザイン)

あらすじ
 花火、麦、早苗、最可、鳴海、茜。絡まりあった赤い糸は、切れて解けて結ばれて、それぞれに新たな糸を紡ぎだす。不器用すぎた彼らが、歪な恋の先に見つけた「本懐」とは――

互いに思いあってるけど、片思いし続ける決着に?

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 それは両思いじゃないのか、というと実際、失恋しているワケですし

平行線の最終回
 EDは、「平行線で交わろう」って不可能を願って、それでも“描き始めて見せる”って決意へ
 大人二人は、ようやく見つけた相手を添い遂げる一方
 若い二人は本物を探す?

 平行線でも、相手の口から自分の名が零れて欲しい、そう願うくらい好きだし、好きで居て欲しい

 モヤモヤするけど
 くっつくのも、変に「真っ直ぐな(めんどくさい)」二人らしくない

 こう…、うん、納得するしかない最終回だった!
 
クズの本懐 感想 2017年1月~3月

 クズの本懐 第1話「望み叶え給え」
 クズの本懐 第2話「そのぬくもりに用がある」
 クズの本懐 第3話「Show Me Love(Not A Dream)」
 クズの本懐 第4話「Bad Apple!!」
 クズの本懐 第5話「DESTRUCTION BABY」
 クズの本懐 第6話「X次元へようこそ」
 クズの本懐 第7話「愛はたくさん(LOTS OF LOVE)」
 クズの本懐 第8話「Sweet Refrain」
 クズの本懐 第9話「butterfly swimmer」
 クズの本懐 第10話「カラノワレモノ」
 クズの本懐 第11話「やさしいかみさま」
 クズの本懐 第12話「2人のストーリー【最終回】」