“そらのおとしもの”作者のファンタジーバトル作品。水無月すう プランダラ 6巻 感想 レビュー ネタバレあり。前巻はこちら
過去を変えればリヒトは助かる、リヒトを救えば現在が消える、その結論は“夢”の実現…?

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 殺さない軍隊を作るぞー! と結論が出た瞬間、始まっちゃったよ「廃棄する為の戦争」が!!
 人口超過が原因なら、人を減らせば問題解決!
 人を「廃棄する」戦争だと

 そして彼らが「騙されていた」のは、戦争放棄、って世界合意そのもの…?

意外や良い人だったシュメルマン
 要は、「戦争に見せかけ口減らしする」密約、密約が成立するくらい“首脳”同士は繋がってる
 なら“戦争放棄”って、ウソを成立させるのも容易だと?

 という事は、世界の多くの人間が、内心「戦争放棄を望んでいなかった」って事でもあるのか?

「多数派」の意見を叶えるシステム“議会”、しかし、世間の声と「本音」が一致するとは限らない? ってテーマもあるのか…?(推測)

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 徐々に絶望していったビデオレター、最後の本音だけ「にぃに」に戻るのが切ない…

あらすじ
 300年前、ナナにより、廃棄戦争勃発寸前の時代へと飛ばされた堅物そうなメガネたち。
 ナナが、リヒトを救って欲しいが為に送り込んだと分かったが
 同時に矛盾に苦しむ

 リヒトが撃墜王にならなければ、「現在の歴史」に至らないからだ。 

 ならリヒトに“殺させない”事
 その上で、廃棄戦争に勝利する事で「両立できる」と考えた

 だがリヒトの「改造手術」成功が見込まれた時、“人口を減らす為の戦争”、廃棄戦争が勃発

 アラン大尉たちが、“騙されていた”真実とは…?

手術を受けた人間は、後悔した時「年齢」が止まる。また“学校”の人間こそ後の…

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 強くなりたいという孤独な少年に、優しい激励をした「義父」。良い男じゃないの

時を止める後悔
 アラン先生は、後に「不老」となって軍を掌握したようですが、彼の外見がすっかり老いているのは
 彼が、ずっと情熱的に改善の手段を求めてきた証?
 そんな気がします

 もちろん、異なる要因で生きながらえているのかもしれませんけれども。

 一方、シュメルマンは若いまま
 彼の場合は、「撃墜王の原型」だと明かされたので、また別?

 或いは、今回「リヒトを実験台にする」事を強いられた時点で、後悔して時が止まったのでしょうか

 シュメルマン、ただ家族が欲しかっただけなのか…?

リヒトを救えば歴史が変わり、「現在の王国」は消え去る。その矛盾の解決は

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 ごほうび“一之瀬さん”いいよね…、どうなったんでしょう

殺さない軍隊
 リヒトの夢、「殺さないで目的を達成する軍隊」を叶えて、今の皆と一緒にアルシアを建国できれば
 歴史もそれほど変わらないはず
 と

 結論が出たものの、それは不可能だと決定付ける巻?

 子供の理想は奇麗だけど
 大人の現実は汚くて、嘘も騙まし討ちも何でもあり、決して敵わない…?

 今のアルシアは、「議会」がアルシアだけを救う、“残酷な可決”を下した上に成り立っている

 犠牲を出さずアルシア建国など、最初から無理なのか?

どう見ても「裏切者」な彼だから、お人よしな彼女に惹かれるんでしょうか

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 なお告白できなかった模様。しなかったでしょうけれども

撃墜王の真相 その1
 シュメルマンが、「議会と同調し、バロットなしで奇跡を起こす」才能を持ち、彼の量産計画が立案
 彼自身は、安全が確保されるまで人体実験すべきでない
 と食い下がっていた

 バロットなしで奇跡を起こす、バロットを使えば「掛け算」で、数倍の力が引き出せる

 それが“撃墜王”。
 リヒトは、仲間が殺さなくて良いよう「自分だけが殺す」と大暴れする事になる

 戦争勃発後、「フィレンダたち」は、議会への投票能力を持つオリジナル・バロットを密かに収集

 多数決ではなく、“自分達の願い”を叶えさせて王国を作った…?

収録

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 戦争勃発…! ひ、髭の人ー!?

 角川コミックス・エース「プランダラ 6巻」。水無月すう。
 月刊少年エース連載、KADOKAWA発行。
 2016年12月(前巻2016年7月)

収録
 第20話「ラブレター」
 第21話「露見」
 第22話「きしむ音」
 第23話「廃棄するための戦争」

 前巻ラストと被せた「戦争」のタイトルがまた上手い。

プランダラ 感想 水無月すう

 プランダラ 1巻
 プランダラ 2巻
 プランダラ 3巻
 プランダラ 4巻
 プランダラ 5巻“約束された戦争”
 プランダラ 6巻“廃棄するための戦争”

 そらのおとしもの 20巻(完)