サイポリスと世界観共有 上山道郎作 オニヒメ 2巻 感想 レビュー 画像 考察 ネタバレあり。前巻はこちら
師匠登場! “会社”の思惑、風が吹いて桶屋が儲かっちゃったわけだ!!

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旧作ファン歓喜のラスト! 敵の思惑が判明しましたが、戦闘用に生まれた技術が
 思わぬ方向で、妖怪社会の“貨幣制度”に革新を起こしたとか
 納得だし面白かった!

 しかし、最初から最強クラスの主人公に対し、敵も幹部級から登場とは話が早いね!

師匠vs敵幹部!
 いわゆる、格上決戦が見られるのかとっとと撤退させるのか、どう転ぶか気になるラストですね
 あと、巻末の剣豪紹介がすごく面白かったです
 タイ捨流開祖すげえ!

 蔵人佐、戦国から江戸初期の剣豪で文武両道、90歳まで生きたってスゴい…

前巻ラスト、斬られたかに見えた? ただのイメージ映像だった!

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 ホントに首がトんでも生きてそうですが、今回はイメージ映像止まりでした

あらすじ
 異界から現れる「越境者」の一人、葦牙舞と打ち解けた鬼塚愛達だったが、舞の属する「会社」は
 愛たちを標的と定め、ようやく普通の学校生活を送れるようになった彼女に
 女子剣道部で“勝虫”が罠を張る

 彼らは、妖怪の好物、人間の「感情」をディスクに蓄積し取引する企業だったのだ

 その一人「漁火」が優の仇と判明
 しかし、彼女は会社幹部「シーズ専務」と護衛の槐を呼び出す

 愛たち3人は全く歯が立たなかったが、優の師匠、学天則 葛丸一號と神和住 京子が参戦し…

殺意なく襲い掛かってくる敵! “姉を重態にした何者か”が早くも判明に

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 見た感じ、彼女だけは悪意、他の連中は「貨幣経済」に対応しただけって感じ?

“会社”のやり方
 前回、急に襲ってきた原因は、社員にあらかじめ術を施しておくという会社のやりくち
 情報を洩らすなど、契約違反をすると発動し
 敵を殺して自害する

 当人の意思に関係ないので、殺気が感じられず対応が遅れると

 早い種明かしが小気味良い!
 また、「殺気を感じさせない」のは戦法としても強力そう?

 鬼っぽい外見、何か意図があるんでしょうか

操られた者は、自分の体が傷付く事も構わなくなり…

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 驚くには値しない!

蔵人佐すげえ!
 要は、意識がとんだ狂戦士化ですが、「剣豪ディスク」で技術も高いというチート!
 際して、「蔵人佐は弟子に中国人がいた」事から転じ
 中国拳法まで使い出す始末!

 蔵人佐すげえ! 熊本県民あなどれねーな!

対し、姫が発動したのは前代未聞の「ダブル剣豪ディスク」であった

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 新陰流、柳生連也斎と柳生十兵衛のダブル装備!

ダブル新陰流
 打破の奇策に、二枚同時使用という「主人公」らしい技も開拓、剣術とは体の操作法
 それを、2人分同時に扱うなど無茶苦茶…
 だが何とかしたという

 反動も大きく、一合やりあっただけで倒れるとか必殺技って感じですね

 しかし、要の「新陰流」ディスクを早くも壊される事に

「機関」の協力を得て、姫の魅了体質も改善に

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 姫の「魅了」を、三人で分散しているという。…それって一緒に居ちゃダメじゃないの?

魅了の原理
 天然な姫が可愛かったですねー、彼女の謎カリスマは、やっぱり鬼の血の特殊能力
 本作では、魅=未熟な鬼と解釈する事で
 他人を守る本能の一種と

 鬼は、人間を傷つけず済む様、魅了する能力が備わっていると

 それが若さで制御不能に
 ひとまず、「機関」の道具で制御する事に

 際し、天狗族だった舞と友達に、ジエイに「車内限定」の人間フォームがあると判明

 葛丸の技術の応用っぽいですね、未完成だそうですが

鬼塚愛『父さんがよく言ってた、“困った時の友が真の友”

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 困った時にこそ手を貸してくれる、そういう関係でこそ友達だろ、と

だから私は
 転じて、「困っていたら手を貸してあげたい」、そう思うような相手とこそ友達になりたいと
 出会って早々、命を懸け合った者同士
 関係がいきなり深い!

 友達だから、越境者との戦いにも手を貸す! 話が早いな!!

愛は、「父に置いていかれる」夢を見る

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 対し、独りじゃ父に追いつけないって言葉が、3人トリオにかかるんですね

鬼塚君は今も現役
 現在、家族にも極秘の任務に身を投じているとかで、愛ちゃんが夢に見るレベル
 しかし、なら奥さんはどうしているんでしょうね
 まだ私生活が謎だらけ!

 今回、愛は父と旅をしてたと語られましたが、ホント母はどうなった!

 アレか、夫ほっといてジャーナリストか!!

“剣豪ディスク”発明が生んだ、妖怪社会の革新!

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 剣豪ディスクとは、「剣豪の技」という、形ないものを記録するディスク

“会社”誕生
 転じて、ディスクが「人間の感情」を記録できると判明、妖怪は人間の感情を食べる者がいる
 例えばかまいたち、人を転ばして怪我させて治すのは
 ヒトから「感情」を得る為だ
 と

 しかしディスクを使えば、人の感情を「ストック」「物々交換する」事が可能!

 そりゃ、妖怪社会も革新が起こるわ!

続けての戦いは、「勝虫(トンボの事)」!

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 トンボは前進しか出来ないので、勇猛の象徴、示現流の基本も「トンボの構え」というそうな

トンボすげえ!
 正直、初見では「まあダサい!」「露出狂仮面ライダー」とか思いましたが、巻末解説で納得
 敗因も、なりきり鹿児島弁を見抜かれるとか
 面白かったです

 本物は「ごわす」とか言わないし

 新陰流の技、「合っし撃ち」ってのも初耳でした。
 剣術って底知れませんねえ

 しかしこのペースだと、次巻は舞が致命傷受ける流れだなコレ!

“会社”幹部、シーズ専務&達人護衛「槐(えんじゅ)」登場に

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 シーズはアレか、幼女はオマケで椅子が本体とか?

幹部vs師匠!
 ここまで、世界観解説と主人公無双の流れでしたが、ここで全く歯が立たない強敵出現!
 ただ、シーズらは「姫」を歯牙にもかけておらず
 漁火が主犯

 突けば槍 薙げば薙刀 引けば鎌 とにもかくにも外れあらまし

 とは「宝蔵院流十字槍」の詠だそうな
 昔の人、かっけえ

 会社自体に悪意はなく、「上位種」の自分らが好き放題やるのは当然、みたいなスタンスっぽい

 さて、「鬼」と名がつく槐さん、正体に秘密ありか?

収録

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 しかし正直、他に勝機が浮かばなかった優に、「粗末」と責めるのは酷な気がしました

 コミックス「オニヒメ 2巻」。上山道郎
 月刊ヤングキングアワーズGH連載、少年画報社発行。
 2017年5月(前巻2016年12月)

収録
 第5話「会社<カンパニー>」
 第6話「学園」
 第7話「感情」
 第8話「示現流」
 第9話「選択肢<カード>」
 あとがき

オニヒメ 感想

 オニヒメ 1巻“後の先”
 オニヒメ 2巻“妖怪たちの革新”

怪奇警察サイポリス
 25年前の初連載作品で、現在は、全巻が「広告付き無料読み放題」で公開中
 世界観共有、本作自体も25年後に相当し
 主人公は愛の父。

 http://www.mangaz.com/book/detail/115741