アニメ4期ドライ 最終回はこちら。漫画 8巻の感想はこちら。ネタバレあり。これまでの感想はこちら
アニメ第四期完結! “折れた双剣”をキービジュアルに、劇場版制作決定! つまり…!

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 刊行当時も感想を書きましたが、今回、TVアニメとして本作を見直したことから、改めて感想を。
 今巻は、5年9ヶ月前から、8ヶ月前までを描く過去編であり
 並行世界の衛宮士郎が主人公

 本作で、いかに「衛宮士郎が“正義の味方”を否定し、妹を選んだか?」 のお話!

士郎といえば正義の味方!
 本作でも、士郎は「正義の味方を目指していた」、少しずれた“並行世界の士郎さん”の過去編
 たぶん、次巻まで続きます

 当方は雑誌掲載分は未読なので、そこはご了承ください。 

第7巻は、「衛宮士郎が誓うまで」のお話

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 決して「エミヤ」の道は辿らない、では“アーチャー”はどこから来たのか…?

兄が、妹の為に奔走する物語
 5年9ヶ月前、士郎は義父「切嗣」と共に大災害を目撃、聖杯の少女・“朔月美遊”を拾う
 だが、“使い方”がどうしても分からず、精魂を傾けた切嗣は夭折し
 士郎は義父の結界の中、美遊を育て続けた

 しかし五年前、一義ジュリアンや桜と過ごす中、士郎は美遊と「家族」になろうと決意し、連れ出す

 結果、「災害」を「私が」起こした、とするジュリアンに美遊を攫われ
 桜もまた、その関係者だった事を知る

 第五次聖杯戦争、桜は“間桐 なんだっけ”に殺害され、彼女に託されたカードだけが残った

 何の英霊にも繋がっていないカード、しかし士郎は“誓い”により姿を変じる。

ことわざ「七つまでは神のうち」

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 とある事件があるまで、美遊も“イリヤ同様”赤い瞳だった。。

「神稚児」の聖杯
 現在、「七五三を祝う」形で残っているように、昔は幼児の死亡率が高く、また「間引き」もあった為
 7歳までは、子供は“神さまの側”だと看做す考え方がある
 美遊はそんな“朔月家”に生まれた

 文字通り神の子、7歳までは「人の願いを無差別に叶える力」を持ち、厳重に隔離される一族

 生まれながらの聖杯であり
 そんな、“わが子らが普通に暮らせるように”、能力がなくなるまで見守ってきた一族

 ただ無欲に、我が子の幸せを願ってきた一族……?

5年9ヶ月前、冬木市名物「大災害」が発生する

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 街のクレーターは、「ダリウス」が起こした、世界救済儀式の失敗跡らしい?

「正義の味方」は助手が居た
 そして当時、同じく衛宮切嗣に拾われた士郎は、彼の助手として「正義の味方」の旅に同行
 滅びに瀕した世界、切嗣はかなり焦っていたらしく
 士郎を助手にしていたそうな

 そして「神稚児」に目をつけて訪れるも、街は謎の災害に見舞われ、切嗣は脱出を図った

 この時、美遊を隔離する結界が破れて「願い」が注ぎ込まれ
 美遊は街を救ってしまう

 この時、“子供”だった士郎も、「あの子を助けたい」と願い、美遊に叶えて貰っている。

衛宮切嗣と士郎、“星空の下で”最期を過ごす

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 本作の士郎は、切嗣の絶望を傍らで見続け、その上で受け継ぐと誓った。

星空の下で
 しかし切嗣には「使い方」が分からず、世界の危機もまた迫り、研究の果てに切嗣は倒れる
 自分は間違っていた、そんな言葉を切嗣は繰り返すが
 幼い士郎は力強く誓った

 正しくなろうとする事が、間違いであるはずなんてない。

 絶対に間違いになんてさせない
 大事な、憧れた男の生涯を“無駄”になんて終わらせない、絶対に自分が世界を救って見せると。

 大きく原作と違うのは、原作が「たった一つの月」の下で誓ったのに対し
 本作は星空の下で誓った事でしょうか

 星のように、願いは無数にある、皆が願いを持っている事…?

「間桐なら知っている」

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 閑話休題、凛は「遠坂」「エーデルフェルト」「アインツベルン」、いいよどみ「間桐」の名を提示
 士郎が知っていたのは、間桐の名のみ
 ややこしい!

 この事から、本作の「遠坂凛」にも、間桐桜という妹がいる事が窺えます

 凛は本来、海外留学中
 その為、桜とは「原作」以上に離れて過ごしている事になります

 なので桜を見ても、当人とは分からない模様。

そして九ヶ月前。「並行世界の弓道部」には、たった二人しかいなかった

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 そうです、桜さんです!

間桐桜
 高校、「事件」を経た冬木市は人口が激減しており、士郎には後輩である桜と
 そして「友人」ジュリアンしかいなかった

 この頃、ジュリアンは「一義」という苗字を名乗り、一成のような眼鏡姿で生徒会長をしていた

 一義ジュリアン
 つまり、「正義」から「止まる」が欠けた少年

 止まらない正義?

「大災害」から五年を、切嗣を失った士郎は

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 ちゃんと教えてもらったらしく、強化魔術も使いこなせていた。

どっちつかずの「偽物」
 切嗣の死後、遺言を守り「結界」に美遊を隔離、彼が買い上げた屋敷で美遊を育ててきた
 また、下手な情報を与えると“聖杯”として動作してしまうと考え
 情報も制限

 結果、勉強関連の書籍ばかりに偏ってしまい、アニメ一期のような「天才」に育ってしまった。

 彼女を道具にして世界を救う
 それが切嗣の遺言だが、「やり方」が分からない

 なにより、既に「衛宮士郎」には、彼女を道具として使い捨てる、という事が出来なくなっていた

九ヶ月前、そして“聖杯”は願いを持った

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 赤い瞳から変じ、士郎と同じ色の瞳に…! 可愛い……ッ!!

神からヒトへ
 迷い、何も選べないまま五年を過ごした士郎、しかし「星空の下」で美遊が願いを抱く
 叶うなら、“士郎さん”の妹になりたい

 彼女の“聖杯”としての力は、これを叶え、彼女の性質を変化させる

 ささやかすぎる願い
 士郎は、この時「妹」を守りたい、という道を選び取った

 父の願いを受け継ぐ事を放棄し、この妹を、幸せにしてやりたいと願うようになった。

 衛宮兄妹誕生である…!

お兄ちゃんは決意する

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 かわいい!

「お兄ちゃん」誕生
 ちなみに、美遊を「聖杯」として使うと、世界救済という重すぎる願いを「かなえ続ける」為に
 永遠に縛り続けられる、という事も分かっていた
 それが選べる士郎じゃない!

 結果、二人は「美遊」「お兄ちゃん」と呼び合い、彼女を結界外に出す決意をする。

 もう美遊は人になった
 ヒトとして、美遊に幸せな「人生」を送らせたい

 それってある意味、「本作イリヤ」の切嗣が選んだ道と同じで、世界より娘を選んだってこと

 ただ「普通」を大事な人にあげたい、そんな願いのお話。

そして、桜さんも幸せ桜スキップ状態であった

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 なお、言ってて当人も恥ずかしかった模様。かわいい!
 
間桐桜の平凡な日常
 後で判明しますが、この世界でも「聖杯戦争」の御三家として、間桐家は参加しています。
 桜は、聖杯戦争要員として“従軍”が決まっており…
 束の間の幸せ

 過去が辛くて、今が幸せで、今がずっと続けば良いなと「平凡」を願う少女。

 ホント「普通」こそ尊い、という物語。

ジュリアン『俺は“偽物”は嫌悪する、…以前までのお前の笑顔はそれだったんだよ。今日のニヤニヤ笑いは、心底気色悪くあるが……、空っぽじゃねぇだけ、万倍マシって事だ』

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 お弁当を! 遂にジュリアン様がデレた…!!

「偽物」嫌い
 そして、何気にホントは“妹”であるエリカそっくりな素顔、強がりで義務感の強いジュリアンとも
 衛宮士郎は和解し、妹を「後輩」「親友」に合わせたいと願い
 新しい日常を過ごしてゆく

 またジュリアンも、世界か妹のどちらかを選ぶなら、俺は妹を選ぶと答える少年だった

 彼も妹のエリカ同様
 繰り返しますが、「強がり」で「義務感の強い」少年である、と。

美遊『そうだ、この言葉、ずっと言ってみたかった……』

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 無邪気に慕う妹、彼は士郎たちが「善意で」自分を助けたと思っており…

いってきます!
 士郎には、勇気が要る決断でした、彼は「聖杯だから美遊を救った」ことまで
 全てを打ち明け、偽りなく家族になろうと決意し
 実家へ連れ出したのです

 しかし、二人の亀裂になりうる一言は、発される前に中断されます

 アニメ四期の「ただいま」
 アレって、美遊にとって、生涯初めての「ただいま」だったのでしょうか。兄さん頑張った…!

「衛宮士郎」、世界を超えた不注意

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 せいしつはのこっているけど、うつわはのこっている。

エインズワース発見
 しかし、切嗣の結界から出た上「朔月家跡地」まで行ってしまった為、エインズワースに露見
 ジュリアンが正体を現し、彼にボッコボコにされる事に

 ちょっと考えれば分かる事で、事実、切嗣はその事を言い含めて逝きました。

 が、士郎はうっかり…!
 衛宮士郎、どの世界線でも注意力が足りない男……!

ジュリアン『今をもってお前は、俺のものだ』

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 俺様宣言…!

血の盟約?
 この時、士郎はジュリアンを「切り捨てる」覚悟を持てず、動揺したまま彼に倒されます
 でも多分、たとえ弱くとも、本気で妹を守ろうとしたなら
 結果は違ったかもしれません

 しかし覚悟不足を叱責された上、出血を利用され、何らかの魔術を施されます

 血による契約
 以前、クロにも似た事をしてましたね

 また台詞からすると、暴走人形「ベア子」もまた、似たような術が施してあるのかも

そして、少年は「父」となる

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 私という一人称は、彼がダリウスの人格となった証か?

千年魔術師
 エインズワースは千年に渡り、知と性質を変えておらず、しかもダリウスは規格外の強さ
 もしかしたら、初代当主の人格を「置換」で残し続けてきた
 って事なのかも

 ジュリアンの父も、書類上は「ザカリー・エインズワース」といい、五年九ヶ月前に死亡。

 士郎が「切嗣になろうとした」ように
 ジュリアンの場合は、「父にならねばならない」家系なのかも。

 そして待望の…

「神父」言峰綺礼が語った、四次に渡る聖杯戦争

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 仮にダリウスが千年継がれた人格とするなら、ヒキコモリっぷりも、アレな物言いも納得…?

御三家の戦争
 本作では、「アインツベルン」に相当する位置に、エインズワース家が入ってきています
 原作で、アインツが聖杯を提供したのに対し
 エインズは英霊を提供

 あの英霊変身システムは、「聖杯戦争」を行う為の儀式だったのです

 御三家は「エインズ」「間桐」。
 残る一家は、第七巻の時点では明かされていません。

 まさか朔月が聖杯、神稚児を提供する、というのもおかしな話ですし…?

 彼らは既に「聖杯」を持ち、それを使わない一族だから

士郎『確かに俺は! 正義に憧れただけで、何も救えなかった偽者だ! 正義の形を、家族の形を、…人としての形を、真似て取り繕っていただけの抜け殻だった…』

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 自分の異質さを認め、士郎は新たな人生を決意…!

苦悩の一ヶ月
 衛宮士郎は憧れから生まれた偽者、しかし、そこから「本物」を始めようと思った。
 父の影ではなく、自分が望む道を選び取って
 自分の人生を進む為に

 しかし、規格外のイリヤたちはすんなり入れたが、「置換」で守られた居城は強固だった模様

 それか「士郎の事件」で、結界の仕様が変わったんでしょうか?

義父を失い、妹を失い、親友をも失った士郎が、最後に「失った」のは…

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 桜は、処分されると覚悟の上で、士郎にカードを渡そうと…! 健気な……。

間桐桜
 桜は、聖杯戦争が始まった事を告げに現れ、「美遊を助けたいなら参加して欲しい」として
 自分のカード、“英雄王ギルガメッシュ”を託します

 しかし勝算は限りなく低い、できるなら、自分と一緒に逃げて欲しいと……

 桜、熱い駆け落ち宣言
 士郎もまた、彼女を抱きしめる寸前でした

 しかし妹を見捨てたくないと思い返し、士郎は、彼女に正直に向き合いますが……。

 桜、あと少しだったのなぁ…。

本作では、優れた戦闘能力を持っていた?

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 親方! ワカメの収穫祭が!?

間桐なんだっけ
 しかし、「桜の兄の遺体」を置換して作られた、エインズワースの操り人形が襲来。
 置換魔術は、蘇生の魔術ではありません
 劣化してしまいます

 本作版ワカメは、偽英霊システムのおかげか、けっこう戦闘力があった模様

 しかし慎二、今期は完全に狂った!

『射精の百倍気持ち良かったぜ!』。クズカードのもたらした結末

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 胸を打ち抜かれ遺体は消えてしまい…、桜も「遺体置換の人形」になったと

衛宮士郎の誓い
 しかし、裏切りを予期したエインズワースは、英霊とつながっていないカードを桜に渡しており
 桜は、第三の兄「間桐」により殺害

 士郎はどうも、自分が「英霊になる」事を誓う事で、“カードと繋がった英霊”を誕生

 未来の自分という英霊
 エミヤを生み出し、ワカメに対抗する事に…!

 つまりクロを構成するカードは、妹を愛する「エミヤ」という英霊、その人だったワケですねえ

 そりゃ相性良いわけですわ

収録

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 こんな健気な桜を利用するとか、エインズワースは絶対に許されない…、絶対にだ! でも…!!

 角川コミックスエース「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Srei!!<ドライ>」、7巻。
 原作タイプムーン、原案漫画ひろやまひろし。月刊コンプエース連載。
 2016年3月(前巻2015年8月)。

 プリズマ☆イリヤ'''シリーズ第三期、シリーズ通算14冊目(1期2巻、2期5巻、3期7巻目)'''に突入!

収録
 第29話「神の子」
 第30話「星に願いを」
 第31話「ただそんな日々が」
 第32話「嘘」
 第33話「叫んだ抜け殻」
 第34話「最後に残った、たった一つの偽物」

 '''巻末オマケなし、カバー下オマケ漫画あり。'''


 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 3巻
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 4巻
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 5巻
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 6巻
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 7巻
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 7巻 感想追記
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 8巻“ありがとう、さようなら”
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 9巻“最後の日常” 本当の分岐点
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 10巻“特装版”ベアトリスの正体

 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 全2巻+α
 いもかみさま -妹神様- 1巻(同原作者)
 アニメ一期感想&エンドカード一覧

2014年 アニメシリーズ第2期 感想

 2wei!第1話「イリヤ grow up!?」
 2wei!第2話「イリヤ×イリヤ」
 2wei!第3話「日常ブレイカー」

 2wei!第4話「嵐の転校生」
 2wei!第5話「それは、つまり」
 2wei!第6話「嘘と強がりの向こう側」
 2wei!第7話「激突! クッキンシスターズ!」

 2wei!第8話「彼女の名は」
 2wei!第9話「独りの戦い」
 2wei!最終話「その手が守ったものは(完)」
2015年 アニメシリーズ3期 感想

 第1話「鏡にしてるみたいでイヤなんだけど」
 第2話「トリコロール・バースデー」
 第3話「命短し腐れよ乙女」
 第4話「てーまぱーく・ぱにっく!」
 第5話「浴衣と花火」
 第6話「Blue glass moon」
 第7話「執行者」
 第8話「監視者」
 第9話「金色の少年」
 第10話「世界の片隅で君の名を(完)」
2016年 アニメシリーズ4期 感想

 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第1話「銀色に沈む街」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第2話「邂逅と再会」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第3話「君の本当の敵」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第4話「弱虫の妹へ」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第5話「リトルレディ、襲来」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第6話「凍てつく敵意」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第7話「人形とぬいぐるみ」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第8話「人と道具」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第9話「イリヤの選択」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第10話「姫の元へ」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第11話「独りじゃない」
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第11話感想 追記“カウンターフェイター”
 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第12話「繋いだ奇跡(最終話)」

 劇場版のベース Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!! 7巻 感想追記